11月５日はボーカロイドのＭEIKOさんが発売された日！ お誕生日と言ってもよいですね。 ……ということで、メイコ姉さんの歌をアップです。 …しかし、どうにもうまくいきません。 思えばメイコさんを購入したとき、 「ミクちゃんは可愛くて声の調子も整えやすいけれど、素人が調整すると、声がふわーっと 頭の後ろから出てきてそのまま天井まで昇っていってしまって、全然前に飛ばないなあ。 うん、でもメイコさんなら……声の質は随分パンチがありそうだし、頑張れば張りのある声で オペラアリアも歌って貰えそう！大人の女性の歌を歌って貰おう!! そうだ、初めはカルメンだ！色っぽく低音の魅力で酔わせて貰おう」 と、管理人、随分気合が入っておりました。 しかし、実際に歌を歌ってもらったら、私の腕が悪いせいで、 『額から出たズギューンと出た声が直線的に斜め上45度に飛んで行き、 天井に突き刺さるようなビンビンした声」 になってしまいました。』 うん、今でもミクちゃんよりもクラシック向きの声だとは信じているのですけどね。 今のままだと、『ドラマチックな声』というより『ドスが効いた声』ですわ、こりゃあ。 うーん、うーん、これがメイコさん本来の声なんですかね。 あんぎゃあ〜〜!! (↑メイコ姉さんに投げ飛ばされたようです) とにもかくにも カルメン＝低音の魅力 に拘ってジェンダーファクターの数値を高めにしていたのを、 全体を聞いたときのまとまりがよくなるように、むしろ低めにし、 突出する部分の音量を下げ、時には歌詞も再考し、ポルタメントのかけ方を変え、 やっとここまで来ました…… ただ、ボーカロイドは、デフォルトで言葉の繋がりを解析してピッチを変えているようですね。 クラシックにはむしろ不必要なことなので、これには困り果てました…… 最後に歌声を加工していわゆる「風呂場の歌」効果(←とにかくよく響かせる)をかけて ごまかしましたが、どうにもまだまだ不満足です。 メイコさん、ゴメンなさい。 ただ、曲者カルメン(メイコさん)と、実直なホセ(カイト兄さん)の対比は バッチリついたかもしれません。 あんぎゃ〜〜 (↑また投げられたようです) それでは、お時間がある方はどうぞ聴いてやってくださいまし  こちらをクリックして下さい→「セギディリャ」(ＭＰ３)(歌詞は堀内敬三さんの訳詞をもとに、一部変更してあります…) ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 故郷を離れ、町で兵士となったホセ。 真面目に任務をつとめ、伍長になっています。 そんな彼を面白そうに眺めるカルメン。 彼女は、自分に熱をあげる崇拝者には目もくれず、ホセを誘惑しようと彼に花を投げます。 カルメンの投げた花を拾うホセ。 そこに、幼い頃から兄妹のように育ったミカエラが故郷からやってきます。 半ば家を飛び出したような形で母と別れてきた彼ですが、 母の手紙には 「母さんは故郷でお前の帰りを待っていますよ」 と書かれていました。 「悪魔の餌食になるところを、母さんの手紙が救ってくれた」 と呟くホセ。 そこに起こる煙草工場での騒ぎ。 女工同士の激しい喧嘩。一方はカルメンでした。 ホセは上官の命令で彼女を縛って牢へと連行することになります。 そのとき、手を縄で縛られたまま、カルメンが歌うのがこの曲です。 「ねえ、兄さん、逃がしてくれるでしょう？ だって、あなたは私を好きになったんだもの。 ふふ、さっきあげた花には魔法がかかっていたのよ。 ねえ、逃がしてくれるわよねぇ？」 ホセに縄の端を握られたまま、彼の周りをまわり、誘惑しながらカルメンは歌います。 「リーリャスパスチャっていうなじみの店があるの。 一緒にダンス(セギディリャ)を踊りましょ。そしてお酒(マンツァリニャ)を飲みましょ。 さあ、今すぐにいきましょうよ。」 セビリャの外れの酒場はリーリャスパスチャ 踊ろうよセギディリャ飲もうよマンツァリニャ さあ行きましょリーリャスパスチャ だけど一人きりじゃあんまりさみしいわ だから連れて行こう いとしいお方を だけれど いい人は 誰も居ないのよ あたしは悲しいの 誰にでも恋をすることはできるけれど いい人は居ないの いくら待っても まだ誰もないのよ 恋人が欲しくていたところへあなたが うまく来てくれたわ さあすぐに二人で セビリャの外れの酒場はリーリャスパスチャ 踊ろうよセギディリャ飲もうよマンツァリニャ さあ行きましょリーリャスパスチャ カルメンにすり寄られたホセは少し迷い、 これではいけない、と彼女を振り切るように大声で叫びます。 こら 勝手な話はやめろ！ しかし、カルメンはひるみません。 話じゃない 歌を歌うの 歌を歌うの！ 一人で歌うのなら いいでしょう？ 一人の兵士を あたしは思うのよ そして その人も あたしを 好いてくれる カルメン…… そのお方は大尉でもなく 中尉でもなく ただの伍長だけれどあたし好きよ…… よいお方なのだから そう囁かれ、心が揺れるホセ。カルメンを振り切るには彼はあまりにも初心でした。 どうしたらいいのだ お前を愛したら お前も僕をきっと愛してくれるか？ きっとカルメンそうなのか？ あでやかに微笑むカルメンそして、吐息がかかるほど近くで、ホセの耳に熱く語ります。 そうよ リーリャスパスチャへ？ セギディリャ踊りに マンツァリニャ飲みに…… きっとか……？ そして、ついにホセは縄を解いてしまいます！ 自由の身になって腕を広げのびをするカルメン ああー！ そして、ホセの周りを軽やかに踊るのでした。 セビリャの外れの酒場はリーリャスパスチャ 踊ろうよセギディリャ飲もうよマンツァリニャ ラララララララ………！ これをきっかけとして、ホセは転落していくのです。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ カルメンというには色気もなく、かなり子供っぽいですが、 ひとまずのところはこれで精一杯です。 もう少し技術が上がったら、仕切りなおしでまたメイコ姉さんに歌ってもらおうと思います。 それでは……！ |