サン＝サーンス作曲
動物の謝肉祭といえば、かなり有名ですね。 皆さんは何を思い浮かべますか？ おそらくは第13曲の「白鳥」 ではないでしょうか。叙情的でチェロのメロディーがとても美しい曲です。 その一方で人を喰ったような曲もあります。 例えばこの「かめ」 ぱくりましたね（笑） いや、正直のところ、盗作ではなく、有名な曲のパロディーは フランスの近代音楽では間々見られるものなのだそうです。 この曲でも「天国と地獄」のアップテンポの曲をゆ〜ったりと奏でる ことによって、かめの あんたッ！もうちょっと速く歩けんのッ!！ と言いたくなるようなのっそりのっそりとした動きを表しています。 しかし・・・・・・ オッフェンバックが「天国と地獄」を初演したのが1858年 動物の謝肉祭初演は1886年 現在の感覚をあてはめることはできないにしても 著作権の考え方はまるっきりなかったのでしょうか？？ オッフェンバックが亡くなったのが1880年ですから、 文句は言われないと思ったのか・・・・？ ただ、もしもオッフェンバックが生きていたとしても、 サン＝サーンスは大御所ですし オッフェンバックその人も相当茶目っ気があったようですから 光栄にも思い、笑顔で了解したかもしれません。 余談ですが、管理人はこの曲から ゲーム：ドラゴンクエスト３章の「トルネコ」のテーマを思い出しました。 戻ります |