クリスマスが近づき、街に「クリスマスソング」が流れる時期となりました。 それらの中で讃美歌をはじめとした宗教曲を除くと、 殆どの曲は著作権が失効していません。 「そりすべり」「赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」「ホワイトクリスマス」…… 皆、親しまれている曲ですが、サイトで取り上げることのできない曲です。 その中で唯一、(といって言いかと思います)19世紀に作曲されたのがこの曲です。 今回は、ボーカロイドV3のKAITO兄さんとMIKUちゃんをライブラリに使って英語で歌ってもらいました。 英語ライブラリを初めて使ったのと、そもそも英語が堪能ではないので アクセントなどが可笑しいかと思いますが、ご笑聴下さい。  ＭＰ３です→こちらをクリック!!小さな子どもたちもクリスマスに歌うことがある曲ですが、 この曲には「クリスマス」も「サンタクロース」も出てきません。 それもそのはず。実はこの曲はクリスマスのために作られた曲ではなかったということです。 題名も「一頭立てのそりで(The One Horse Open Sleigh)」でした。 作曲者のジェームズ・ロード・ピアポントは牧師で、作曲家でもあり、オルガン奏者であり、 1957年には、ジョージア州サバンナの教会に赴任していました。 そして、この曲を感謝祭(サンクスギビングデイ)での日曜学校のコンサートで演奏したのです。 (作曲したのは1950年マサチューセッツ州のメッドフォード) 歌詞は4番まであり、日本で歌われるのは1番相当の歌詞だけ。 原文では、女の子を誘ったり雪だまりに突っ込んだり転倒したり友人と競争したり… 少し今までの「ジングルベル」の曲と印象がかわるかもしれません。 以下、歌詞の全文を載せます。 １番 Dashing thro’ the snow, In a one-horse open sleigh, O’er the hills(fields) we go, Laughing all the way; Bells on bob tail ring, Making spirits bright, Oh what sport (What fun it is)to ride and sing A sleighing song to night. (合唱) Jingle bells, Jingle bells, Jingle all the way; Oh! what joy(fun) it is to ride In a one horse open sleigh. Jingle bells, Jingle bells, Jingle all the way; Oh! what joy(fun) it is to ride In a one horse open sleigh. 2番 A day or two ago, I thought I’d take a ride, And soon Miss Fannie Bright Was seated by my side, The horse was lean and lank; Misfortune seemed his lot, He got into a drifted bank, And we(there), we got upsot. ３番 A day or two ago, The story I must tell I went out on the snow And on my back I fell; A gent was riding by In a one-horse open sleigh, He laughed as there I sprawling lie, But quickly drove away. 4番 Now the ground is white Go it while you’re young, Take the girls to night And sing this sleighing song; Just get a bob tailed bay Two forty as his speed. Hitch him to an open sleigh And crack, you’ll take the lead. 紫色の部分は後に( )内の言葉に改められ、今は( )内の歌詞で、 また、メロディーも原曲より単純化されたものが今は歌われています。 (今回は原曲の歌詞・メロディーのままで演奏しました(^_^)。 確かにコーラス部分は音があちこち跳んで、小さな子が歌うには難しいですね この曲はクリスマスの曲ではなかったわけですが、感謝祭は11月の第四木曜日。 現在のアメリカでは感謝祭が終わるとクリスマスの準備が本格的に始まるということですから、 クリスマスを待つ街に流れる曲としてはあながち間違いではないのかもしれません。 それでは皆様、今年も Merry Christmas!! |